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高級住宅 アーカイブ

四つの特性


都市の中の限られた敷地では、住居をより広くしたい場合上に積みあげてゆくほかない。


三世代が一緒に住める住居としたいというような場合も、仕事場のある住居としたいというような場合も、店舗つきの住居にしたいというような場合も、マイカーをきちんと格納できる住居にしたいというような場合も、上に積みあげてゆくほかない。


三階住宅は上述したような要求を実現させる最も現実的で実際的な方法です。


とくに市街地の中で、後述するような共同建て替えといった方法がとれない場合には、三階住宅を考えることになります。


だが三階住宅のもつ可能性は、ただ単に「広さを増やす」というようなことだけではない。


三階住宅はいろんな新しい可能性をもつ高級住宅です。

中庭の環境条件

一般的に中庭高級住宅は、建ぺい率の残りを分散させずに敷地の中ほどに集め、それを取り囲んで住宅を配するというものです。


そのとき中庭の環境条件は、住宅の階高によって著しく左右されます。


階高が低ければそれだけ有利になることは言うまでもありません。


それでは、三階建の階高にストレートに中庭をもち込むと、どのような中庭になるのでしょうか。


三階建ともなれば階高は低くて8メートル前後。


この深さに対して有効な採光を得ようとするならば、中庭の幅はゆうに10メートルを越えてしまい現実性は低い。


それでは、光を積極的にとり入れる開かれた中庭をつくり出すにはどうしたらよいでしょうか。


そのためには三階住宅のとりわけ断面計画において、中庭空間の魅力を発揮しうる中庭の形状を考える必要があります。

セットバックの効果を高める為に

セットバックの効果をより高めるためには、セットバック協定が結ばれることが望ましい。


西ドイツでは、都市計画の中でセットバックがうたわれています。


米国は州によって異なるが、条例で強制しているどころが多い。


わたしたちの国でも都市計画の中に制度として設けられているがあまり活用されていない。


しかし町の美観、風致を求める声が高まるにつれて、検討するところが増加しています。


セットバックの足並みが揃うことによって、狭い道路は広びうとしたものになり、路面に日が当たり、植木の成育は目立ってよくなり、通りの景観は見違えるようによくなります。


それは結局、通りに面して高級住宅に住む人びとに高い居住性を保証することとして返ってくることになるのです。

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