お初です。
三階住宅はなぜ発達しなかったのか。
ヨーロッパでは至極当たり前のことになっている三階住宅が(そして四階、五階住宅も)日本ではどうして発達しなかったのでしょうか。
誰しも一番先に考えることは、地震が多いためではないか、ということでしょう。
しかし、それは三階住宅の発達とほとんど関係がない、といってよいでしょう。
地震が多いから三階が建てられないというほど、三階に構造力学上の難問があるわけではない。
わが国のすぐれた職人技術、それは経験主義の技術で近代的科学技術としての力学などを欠いたものであったが、極めて優秀な様ざまな工法を開発して自己のものとしており、三階デザイン住宅をという社会的要請があれば、江戸時代においてもそれに対応できる工法を案出したであろうことは、十分考えられることです。